阪神対中日 トラッキーと記念撮影。 左から大山、前川、木浪(撮影:上田宏)

◇27日◇甲子園 阪神がリードを失ってからわずか2日で首位奪回に成功した。 中日戦(甲子園)に快勝し、今季ワーストの連敗を「5」で止めた。 0―0の3回裏に1番・近本光司外野手(28)の犠飛で先制した。 さらに4番大山悠輔選手(28)が9号2ランを放ち、この回5得点で重苦しい雰囲気を吹き飛ばした。 中盤以降も攻撃の手を緩めず、14試合ぶりの2桁得点をマークした。 虎は息を吹き返した。 ◇ ◇ 4番大山が完璧なフォロースルーを決める。 大飛球が夜空に落ちた瞬間、重い連敗ムードは完全に吹き飛んだ。 3回2死一塁、2ボール1ストライク。 中日・柳の143キロ直球を乱れることなく強振し、同じく左翼席にいた虎党へ運ばれた。 「いい流れでの打席だったので、もう1点を取りたいという気持ちがあった。いいスイングができたと思います」。 田。 前カードの頂上決戦DeNA3連戦で3連敗。 最大6・5ゲーム差をひっくり返し、25日には5月12日以来44日ぶりに首位の座を明け渡した。 甲子園は今季ワーストの5連敗で折り返した。 流れを変えたい試合だった。 6回にも適時打を放ち4打数2安打3打点だった。 23日のDeNA戦以来となる2カード連続アーチで連続安打を6試合に伸ばした。 これでチーム44安打目を記録し、得点圏打率は3割3分9厘となった。 やはり4番のバットは頼もしい。 開幕以来、不動の4番として打線を牽引し、後輩の背中も引っ張った主砲。 野球は常に会話の中心です。 「今度はそのトレーニングを取り入れてみようかな?」 「これが野球につながるのかな」。 会話のほとんどがそんな感じです。 オフの自主トレで一緒だった小野寺が今季初昇格した際も、試合中に「この投手はすぐに投げるな」などアドバイスを欠かさなかった。 小野寺さんは「大山さんの背中を見守るだけだと思う」と語った。 背中を引っ張る姿勢は後輩にもしっかりと伝わっている。 0・5ゲーム差だった首位DeNAは広島に敗れ、首位陥落からわずか2日で首位を奪回した。 それでも岡田監督は「まだ半分以上残っている。まだまだ先は長い」と意に介さない。 12安打11得点を記録しても地に足の着いた虎。 その中心は頼もしい背番号4番(羽部俊之介)
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