イスラエル空軍がシリアを攻撃、シリア防空ミサイルがイスラエル北部上空で爆発
ベイルート(AP通信)-イスラエルは日曜早朝、シリア中部ホムス近郊の地域を空爆し、物的被害は出たが死傷者は出なかったとシリア軍は声明で発表した。
シリア国営メディアは匿名の軍関係者の発言として、隣国レバノン上空を飛行中のイスラエル戦闘機が発射したミサイルの一部を防空部隊が撃墜したと伝えた。
イスラエル当局はホムス空爆についてコメントしなかったが、シリアの防空ミサイル1発がイスラエル北部上空で爆発したが、被害はなかったと述べた。
イスラエル軍報道官アビチャイ・アドレー氏は後に、イスラエル北部上空で爆発した防空ミサイルの発射に対してイスラエル軍が報復し、ミサイルが発射された場所からシリアの防空砲台を攻撃したと述べた。
「戦闘機はその地域の他の目標も攻撃した」とアドレーさんは詳しくは述べずにツイートした。
隣国であるイランの塹壕を阻止すると誓ったイスラエルは近年、隣国シリアの政府支配地域の標的に数百回の攻撃を実施しているが、それを認めることはほとんどない。
イスラエルによるシリア空爆と思われる最後の空爆は6月14日、首都ダマスカス近郊であり、兵士1名が負傷した。
イスラエルは過去数年間、ダマスカスとシリア北部の都市アレッポの国際空港も数回標的にしており、しばしば空港を機能停止させている。