イラン、湾岸事件で燃料密輸を擁護したとして米海軍を非難

ドバイ(ロイター) – イラン革命防衛隊の司令官は月曜日、先週イランが船舶を拿捕した際に妨害を試み、湾岸での燃料密輸を擁護したとして米海軍を非難した。
「7月6日、革命防衛隊の海軍職員は、ペルシャ湾でのイランの石油とガスの密輸に関与していたNADA 2という名の船を査察していた。アメリカ側は、一連の非専門的で危険な行動を通じてそれを阻止しようとした」と革命防衛隊の海軍職員が検査した。ラマザン・ジラヒ司令官は、イランのタスニム通信が報じたコメントの中で述べた。
7月7日、イランのファルス通信は、裁判所命令に従い、革命防衛隊が乗組員12人とともに密輸燃料900トンを積んだ船を拿捕したと報じた。
同氏はさらに、「アメリカ側はA-10戦闘機2機を含む複数の航空機を操縦し、最後の瞬間まで同船の拿捕を阻止しようとしたが、最終的には法的手続きのためブーシェフル港に連行された」と付け加えた。
米第5艦隊報道官のティム・ホーキンス司令官は先週、米海軍は公海での同艦の迎撃を監視していたが、それ以上の対応は行わないと決定したと述べていた。
この事件は、先週イラン軍と湾岸海運が関与したいくつかの事件のうちの1つであった。
別の事件では、米石油大手シェブロンが経営するバハマ船籍のリッチモンド・ボイジャー号に対し、同船がイラン人による衝突で乗組員5人が負傷したというテヘランの主張を受けて、イラン海軍関係者が複数回、長時間にわたる砲撃を行ったと米海軍が発表した。船。
シェブロンはタンカーが衝突に巻き込まれたことを否定し、同船に関するイランからの法的手続きや裁判所命令については通知を受けていないと述べた。
(ドバイ・ニュースルームによる報告、ピーター・グラフ編集)