タイ外交官、ミャンマーで拘束中のスー・チー氏と面会、危機に関する協議に参加したいと表明
ジャカルタ、インドネシア(AP通信) – タイのトップ外交官は水曜日、失脚したミャンマー指導者アウン・サン・スー・チー氏と週末に拘留中に会い、紛争で引き裂かれた国の危機を解決するための交渉に応じる用意があると伝えたと発表した。
タイのドン・プラムドウィナイ外務大臣は、2021年2月1日に軍がスー・チー氏が選んだ政府から権力を掌握した際にスー・チー氏が他の当局者とともに拘束されて以来、ミャンマー国外でスー・チー氏と面会した唯一の政府高官である。
同氏はインドネシアの首都で会合している東南アジア諸国連合の関係者らに対し、日曜日にスー・チー氏と会ったときの健康状態は良好だったと語った。
ドン氏はスー・チー氏にどのようなメッセージを伝えたかを問われ、「彼女は対話を奨励している」とジャカルタで記者団に語った。 「明らかに、我々はミャンマーと和解する方法を見つけようとしている。」
軍の乗っ取りとそれに対する武装抵抗勢力の弾圧により、国は致命的な混乱に陥った。 米国を含む西欧政府はミャンマー軍事政権に制裁を課し、スー・チー氏や他の政治拘束者の即時解放を要求している。
ASEANは危機に対処するよう国際的な圧力を受けており、軍事政権が危機終結に向けた緊急計画をほとんど無視したことを受け、ミャンマーの将軍らのジャカルタでのASEAN外相会議への出席を再び禁止した。
これに対し将軍らは、ASEANが互いの内政不干渉というブロックの基本原則に違反していると非難した。
ドン氏は火曜日、記者団に対し、政府は「すべてのASEAN加盟国」がグループに戻ることを望んでいると語ったが、詳細は明らかにしなかった。
インドネシアのルトノ・マルスディ外相は、ASEANは引き続き5項目の和平計画に注力すると述べ、計画に実質的に従わない限り、ミャンマーの将軍らは地域ブロックの閣僚・首脳会議に戻ることは認められないと示唆した。
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ジャカルタのAP通信記者ニニエック・カルミニとバンコクのグラント・ペックがこの報告書に貢献した。