ハンガリー農相、黒海穀物協定交渉のためトルコを訪問
[ブダペスト 11日 ロイター] – ハンガリー農相は、ウクライナが黒海の港から穀物を輸出できる協定の延長についてトルコ側と協議するため、火曜日にトルコを訪問すると同大臣がフェイスブックで明らかにした。
この契約は来週期限切れとなる予定だ。 ロシア政府は、7月17日を超えて延長する根拠は見当たらないと述べた。
国連とトルコは2022年7月にロシアとウクライナ間の黒海協定を仲介し、ロシアの侵略によって捕らえられたウクライナの穀物を黒海の港から輸出できるようにすることで世界的な食糧危機を防ぐことを目的とした。
ハンガリーのイシュトヴァン・ナジ農業大臣は、「トルコは、ウクライナの穀物輸入によって引き起こされる(中欧の)市場困難への長期的な対処において重要な役割を果たしている」と述べた。
ナジ氏は、ウクライナからの穀物流入増加の影響を受けている中東欧諸国を代表して協議を行っていると述べた。
ウクライナは東ヨーロッパ経由の航路への依存を高めている。 中・東欧(CEE)の5カ国は、安価なウクライナ産穀物が国内生産の採算を悪くしているとして、出荷品の輸入制限を求めている。
欧州連合は5月2日、ブルガリア、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキアの5カ国に対し、ウクライナ産小麦、トウモロコシ、菜種、ヒマワリの種の国内販売を禁止する一方、穀物の輸送を経由して他国に輸出することを許可した。他のEU諸国。
欧州委員会は先月、5カ国に対するウクライナ産穀物の販売制限を9月15日まで延長した。
(報告:Krisztina Than、編集:Himani Sarkar と Tom Hogue)