中国の習主席、軍に戦争の深化と戦闘計画を指示-新華社

中国の習主席、軍に戦争の深化と戦闘計画を指示-新華社

[北京 16日 ロイター] – 新華社通信によると、中国の習近平国家主席は木曜日、軍に対し、実際の戦闘での勝利の可能性を高めるために戦争と戦闘計画を深化させるよう促し、中国の主権と領土を守るため軍隊への呼びかけを改めて呼びかけた。

国営新華社通信によると、習主席は東部戦区視察中に軍隊に向けたコメントの中で、世界は新たな混乱と変化の時期に入り、中国の安全保障状況はより不安定で不確実になっていると述べた。

東部戦区は江蘇省に本部を置き、東シナ海や台湾海峡を含む中国東部の安全保障を担当している。

今年初め、習主席は前例を破る国家主席としての3期目を確保した後のコメントの中で、中国に対し国家安全を守り、軍隊を「鋼鉄の万里の長城」に変える能力を強化するよう求めた。

同氏は当時、中国が自国領だと主張する民主的に統治されている台湾について、中国は独立推進や分離主義的な活動、外部勢力の干渉に反対しなければならないと述べた。

特に中国は、台湾が中国から切り離されていると見なされたいという願望を支持するものとみなして、台湾の指導者と関与しないよう米国当局者に繰り返し求めている。

昨年8月に当時のナンシー・ペロシ米下院議長が台湾を訪問して以来、中国は台湾周辺で戦争ゲームを開催し、同地域で訓練や実弾射撃を実施している。

中国は台湾を支配下に置くための武力行使を決して放棄していない。 2005年には、台湾が離脱した場合、あるいは離脱しようとしている場合に中国政府に軍事行動の法的根拠を与える法律を可決した。

習氏の戦闘準備強化の呼びかけは、ジャネット・イエレン米財務長官が米中の緊張緩和を目的とした会談のため北京に到着した際に発せられた。

習主席は東部戦区に対し、「われわれは軍事問題を政治的観点から考え、対処し続け、果敢に戦い、戦いに長け、国家主権、安全保障、発展の利益を断固として守らなければならない」と語った。

4月、習氏は広東省に本拠を置く南部戦区を視察したが、その責任範囲には中国政府が領有権を主張している南シナ海も含まれている。

同氏は同様に、同地域における米国の海上プレゼンスの拡大に対抗するため、中国海軍が訓練任務や演習で積極性を強めているのと同様に、軍事訓練と準備を深化させる必要性を強調した。

(レポート:Ryan Woo、編集:Jason Neely および Hugh Lawson)

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