中国政府、中国の提案をめぐり米大統領候補のヘイリー氏を非難

中国政府、中国の提案をめぐり米大統領候補のヘイリー氏を非難

[ワシントン 2日 ロイター] – 中国は、中国との関係を縮小する計画をめぐって米大統領選候補者ニッキー・ヘイリー氏を非難し、問題の原因を中国政府に責める人々は「歴史の灰の山」に陥るだろうと同氏の発言に同調した。

トランプ政権時代に国連大使を務めたヘイリー氏は火曜日、2024年の共和党大統領候補において中国に対して最もタカ派的な立場の一つを主張し、フェンタニルによる米国の過剰摂取死亡の劇的な増加に対処するため、米国政府に対し中国政府との関係を大幅に制限するよう求めた。 。

ヘイリー氏は、フェンタニルの製造に使用される化学物質の流出を阻止するのに役立つまで、米国は中国の恒久的な正常通商関係の地位を取り消すべきだと述べた。 同氏はまた、米国が立ち直れば中国を支配する共産党は「歴史の灰の山に陥る」と述べ、米国企業に中国からの撤退を促すことを約束した。

中国はこうした発言を無責任だと非難した。

ワシントンの中国大使館の劉鵬宇報道官は火曜日遅くにロイターに宛てた声明で、「米国企業に中国からの撤退を促すことは経済法に違反し、最終的には全員の利益を損なうことになる」と述べた。

「選挙戦で中傷や責任転嫁をして注目を集めた者だけが、最終的には歴史の灰の山に沈むことになるだろう」と劉氏は語った。

米当局者らは、中国政府はフェンタニル問題や麻薬密売に関連したマネーロンダリングに関して協力的ではないと述べ、中国政府はその批判を拒否している。

中国政府は、米国政府が中国企業を制裁する口実としてフェンタニル危機を利用するのをやめるべきだと反論し、中国国営メディアは依存症と薬物需要が米国の国内問題であると繰り返し述べてきた。

6月初めに発表されたロイター/イプソスの世論調査によると、ヘイリー氏は大統領の主要世論調査で大きく出遅れており、同氏に投票する予定の共和党員はわずか3%にとどまっている。

同氏はひしめく共和党の分野で差別化を図る手段として外交政策を利用しようとしており、中国に対する強硬な姿勢がライバルたちにも厳しい立場をとらせる可能性がある。

(レポート:マイケル・マルティナ、編集:ジョナサン・オーティス)

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