南北国境越えで北朝鮮に拘束された米国人

南北国境越えで北朝鮮に拘束された米国人

[ソウル(ロイター)]国連軍司令部は火曜日、米国人1人が許可なく視察中に南北国境を越えた後、北朝鮮に拘束される可能性があると発表した。

この人物は、南北を隔てる非武装地帯にある国境の村、共同警備区域へのツアーに参加しており、そこでは双方の兵士が警備に当たっていた。

韓国の東亜日報は、韓国軍の情報として、この人物は米陸軍二等兵のトラビス・キングであると特定した。

ロイターは報道で言及された人物の身元を直ちに確認できなかった。

国連軍司令部はツイッターで「JSAオリエンテーションツアーに参加していた米国人が許可なく軍事境界線を越えて朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)に入った」と発表した。

北朝鮮人民軍について触れ、「我々は彼が現在北朝鮮で拘留されていると信じており、この事件の解決に向けて朝鮮人民軍の関係者と協力している」と付け加えた。

韓国国防省は、この事件に関する情報は現時点では得られていないと述べた。

米国国務省の渡航勧告は、「米国人の逮捕と長期拘留の深刻な危険が継続しているため」米国人の北朝鮮への入国を禁止している。

この禁止措置は、2015年に米国の大学生オットー・ワームビア氏が北朝鮮を旅行中、北朝鮮当局に拘束されたことを受けて実施された。同氏は刑務所から釈放され、昏睡状態で米国に帰国した数日後の2017年に死亡した。

(取材:シン・ヒョンヒ、チェ・スヒャン、編集:アンドリュー・ヘブンズ、トマシュ・ヤノウスキー)

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