国連、トルコからのシリア援助供与の12か月延長を求める

国連、トルコからのシリア援助供与の12か月延長を求める

ミシェル・ニコルズ著

[国連 2日 ロイター] – マーティン・グリフィス国連援助局長は木曜日、トルコからシリア北西部の数百万人に支援を届ける長期にわたる人道支援活動の承認を12カ月延長するよう安全保障理事会に要請した。

2014年以来シリアの反政府勢力支配地域に食糧、医薬品、住居などの援助を提供している国連の作戦にシリア当局が同意していないため、15カ国からなる評議会の承認が必要だ。

「12か月の認可により、私たちと私たちのパートナーは今後数か月間でより良い人道的成果を達成することができます。それは非常に簡単です」とグリフィス氏は述べた。

現在の6か月間の許可は7月10日に期限切れとなる。シリアの同盟国であるロシアは長年この作戦の必要性を疑問視しており、シリア国内からこの地域にさらに人道支援を届けるべきだと主張してきた。

ロシアのワシリー・ネベンツィア国連大使は木曜日、国連の援助活動はシリアの主権と領土一体性を侵害していると改めて主張した。

「彼らは、より適切な作戦計画を立てるために、国境を越えたメカニズムを12か月間延長すべきだと私たちを説得しようとしている」とネベンツィア氏は語った。 質問してみましょう、国連はこれらの作戦を計画するためにどのような手段を使用するのでしょうか?」

グリフィス氏は理事会に対し、2023年のシリアへの国連援助呼びかけ額54億ドルは世界最大規模だが、資金提供は12%にも満たなかったと語った。

「この紛争の歴史の中で、これほど資金が不足したことはなかった」と彼は語った。

安全保障理事会は当初、2014年にイラク、ヨルダン、トルコの2地点からシリアの反政府勢力支配地域への援助物資の届けを承認した。 しかし、ロシアと中国はそれをトルコ国境一点まで縮小した。

2011年にシリアのバシャール・アル・アサド大統領が民主化デモ参加者を弾圧したことにより内戦が生じ、ロシアはアサドを支援し、米国は反政府派を支援した。 数百万人がシリアから逃れ、数百万人が国内避難民となっている。

(レポート:ミシェル・ニコルズ、編集:グラント・マックール)

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