最新情報2-ロシア検察当局、野党政治家ナワリヌイ氏にさらに20年の懲役を求刑

最新情報2-ロシア検察当局、野党政治家ナワリヌイ氏にさらに20年の懲役を求刑

(ナワリヌイ氏の最終声明を更新します)

[7月20日 ロイター] – ロシアの州検察当局は木曜日、投獄されている野党政治家アレクセイ・ナワリヌイ氏に対し、公判終了に際し過激主義などの刑事容疑で流刑地でさらに20年の刑を言い渡すよう裁判所に要請したと同氏の支持者らが明らかにした。

47歳の彼は、モスクワの東約235キロ(145マイル)にあるメレクホヴォのIK-6流刑地で1か月間、非公開で裁判を受けており、すでに詐欺罪やその他の容疑で合計11年半の刑に服しているが、これらの罪は口封じのためにでっち上げられたと主張している。

ウラジーミル・プーチン大統領の国内で最も著名かつ声高な反対者は、新たな容疑の強奪に直面しているが、それも同様に自分を政界から遠ざけるためにでっち上げられたものだとプーチン大統領は言う。

法廷記録によると、これらの行為は、過激派活動の扇動や資金提供、過激派組織の設立など、ロシア刑法の6つの異なる条項に関連している。

ナワリヌイ氏の側近らは、判決は8月4日に発表されるだろうと述べた。 ロシアでは反政府勢力の無罪判決は事実上前例がない。

ナワリヌイ氏は最終陳述で法廷で、「私は『ロシア連邦の国家権力』と称するその不謹慎な悪と闘い続ける」と述べた。

側近が提供した文書によると、同氏は「私は当局や特別機関の代表者、判事、統一ロシア党員らに対する憎しみを煽った容疑で告発されている。いいえ、憎しみを煽っているわけではない。人間には良心と知性という二本の足があることを覚えているだけだ」と述べた。

ナワリヌイ氏、裁判所の良心に訴え

ナワリヌイ氏は、法廷に出席したのは18人だけで、そのうち7人は黒いマスクで顔を隠していたと述べた。

彼は彼らにこう語った。「良心の拒絶が最終的には知性の消滅につながるということがようやく理解できたとき、人が立つべき二本の足で立つことになるかもしれない。そして我々は力を合わせて、美しい未来のロシアを近づけることができるだろう。」

2010年代に数万人規模の人々を街頭に繰り出したナワリヌイ氏は、公判の冒頭で、2024年の大統領選挙に向けて「プーチン大統領の嘘とクレムリンの偽善との戦いに力を合わせる」ようロシア国民に訴えた。

ナワリヌイ氏は2021年にドイツから自発的にロシアに帰国し、西側の臨床検査でソ連時代の神経剤による毒殺未遂が判明し治療を受けていたが、さまざまな野党から賞賛を集めた。 クレムリンは彼を殺そうとしたことを否定し、そのような毒素で毒殺された証拠はないと述べた。

ロシアは、ウクライナ紛争のかなり前から始まった反対派弾圧の一環としてナワリヌイ氏の選挙運動組織を非合法化しており、紛争開始から約17カ月で激化している。

ナワリヌイ氏の支持者らは、同氏が長期間独房に監禁されている同氏を刑務所に収監しようとしているとしてロシア政府を非難している。

クレムリンは、西側諸国が支援する政治的混乱の手先として描いてきたナワリヌイ氏への迫害を否定し、同氏の訴訟は純粋に裁判所の法的問題であると述べている。

「我々はこの裁判を追跡していない」とプーチン大統領の報道官ドミトリー・ペスコフ氏は先月記者団に語った。

(ロイター通信による報道、ケビン・リフィー執筆、アンドリュー・コーソーン、アンドリュー・オズボーン、トマシュ・ヤノウスキーによる編集)

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