英国とEU、金融サービス協定の署名が遅れ

英国とEU、金融サービス協定の署名が遅れ

英国と欧州連合は火曜日、EU離脱後の両国関係改善の新たな兆しとして、金融サービス規制に関する待望の協力協定に署名した。

覚書は当初2021年3月に締結されたが、英国領土である北アイルランドの通商ルールを巡るEU離脱後のロンドンとブリュッセルの関係悪化のため、現在まで未署名のままとなっている。

今年3月に署名された「ウィンザー枠組み」として知られるEUと英国の合意により、北アイルランド問題は解決された。

EU金融サービス委員のマイリード・マクギネス氏は、「われわれの関係はページをめくったと言ってもいいだろう」と述べた。

金融サービス協定に署名するためブリュッセルを訪れた英国のジェレミー・ハント財務相は、この協定は「重要な転換点」であり、EUとの対話強化の「プロセスの終わりではなく始まり」であると述べた。

世界的な金融ハブであるロンドンは協定締結に熱心だった。

この覚書は、共通の問題を提起できる共同規制フォーラムを含む、EUと英国の間の金融サービス分野における自主的な規制協力の枠組みを創設するものである。

マクギネス氏は、フォーラムの初会合は今年後半に開催される予定だと述べた。

「英国はもはやEUではなく、実際には(欧州)単一市場にも属していないが、金融犯罪との戦い、持続可能な金融の支援、デジタル金融の実現など、依然として同じ問題や課題の多くを共有している」と彼女は述べた。

欧州連合の960億ユーロ(1050億ドル)規模のホライズン・ヨーロッパ研究プログラムへの再参加というウィンザー・フレームワークによって解き放たれるもう一つの重要な利点について質問されたハント氏は、財務的な詳細はまだ検討中であると述べた。

英国は、再びホライズン・ヨーロッパに加盟するためにどれくらいの金額を拠出する必要があるかについて、大幅な割引を求めている。

「我々は非常に良い議論をしている。歯ごたえのある議論は友好的な議論になり得る」と同氏は語った。

マクギネス氏は、ホライゾン・ヨーロッパに関する交渉に参加しているが、「結果が得られるよう、より多くの努力をすることを奨励するのは確かだ」と述べた。

英国の科学者らは、科学的進歩への資金提供を目的とした膨大なホライズン計画からの資金提供を逃した場合の影響について懸念を表明している。

ロンドンは、2021年から2027年までの最初の2年間の資金提供を逃した場合には割引を受けるべきだと主張している。

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