韓国、日本の福島下水計画に対するIAEAの審査を尊重すると表明

韓国、日本の福島下水計画に対するIAEAの審査を尊重すると表明

イム・ヒョンス著

[ソウル(ロイター)]-韓国政府は金曜日、津波で破壊された福島原発から放射性物質を処理した水を海洋に放出するという日本の計画に対する国連原子力監視機関の審査を尊重し、国際基準を満たしていると述べた。

一部の近隣諸国における安全性への懸念や消費者の反発の兆候にもかかわらず、国際原子力機関(IAEA)が今週日本の計画にゴーサインを出したことを受け、韓国政府は独自の評価を発表した。

パン・ムンギュ政府政策調整室長は会見で「日本が提示した汚染水処理計画の検討に基づき、放射性物質の濃度が海洋放出基準を満たしていることを確認した」と述べた。

「したがって、この計画はIAEAを含む国際基準を満たしている」と同氏は述べた。

パン氏は、この報告書は確立された国際機関によって設立された世界の専門家によるタスクフォースに基づいているため、韓国はIAEAの調査結果を尊重すると述べた。

バン氏はまた、福島原発からの処理水を放出する計画は「我が国の海域に重大な影響を及ぼさない」と予想されると述べた。

韓国は、100万トン以上の処理済み放射性物質を放出するという日本による計画について独自の見直しを行っており、そのほとんどは2011年3月の津波で破壊された原子炉の冷却に使用された。

パン氏は、韓国の評価は日本が示した計画の実行が条件であり、変更があればさらなる見直しを行うと述べた。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の政権は、安全性を懸念する地元消費者の間でこの計画が議論を呼んでいるにもかかわらず、日本政府との関係改善を図るため、日本の放出案に対して微妙な立場をとっている。

この発表は、IAEAが今週日本の計画を承認した後、IAEAのラファエル・グロッシ事務局長が3日間の訪問のため金曜日に韓国に到着し、IAEAの調査結果を説明する予定である中で行われた。

木曜日、韓国の最大野党「共に民主党」の議員団は記者会見を開き、地下に埋めるか蒸発させるなど、廃水を処理する他の方法を検討するよう日本に求めた。

グロッシ氏は訪問中に韓国の朴鎮外相とも会談する予定だ。

(取材:イム・ヒョンス、チェ・スヒャン、編集:エド・デイビス、シュリ・ナヴァラトナム)

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