(巨人)いや。 肉離れで離脱する坂本勇人の穴を4番主将・岡本和真&代役1番・吉川尚輝が「みんなでカバー」

室内練習場でノックを受ける岡本和(右が吉川=カメラ・相川和博)
右太腿裏の肉離れで離脱した坂本勇人内野手(34)の穴を巨人・岡本和真内野手(26)と吉川尚輝(28)がカバーした。 ヤクルト戦は雨天中止となり、27日は秋田市内で調整した。 野手担当の田中哲記者は、好調の前主将抜きでチームを引っ張る決意を示した主将と副主将の姿を「見た」。
【写真】雨の中のウォーカー&ブリンソンのヘスラパフォーマンスにファン感激28日のヤクルト戦の舞台となる盛岡への移動を前に、主将の岡本和は冷静に前を向いて言葉を紡いだ。 「皆さんをカバーして頑張りたいと思います」。 坂本は23日の広島戦(マツダ)で右太腿裏を肉離れし、24日から欠場していた。 調子を上げてきた前主将の離脱は大きな痛手だったが、共に戦う決意を示した。 原監督は前日26日に「丸先輩と中田先輩にチームを引っ張ってもらいたい」と話していたが、主将と副主将の吉川が引っ張っていくことが不可欠と考えている。 吉川氏は「(離脱は)仕方がないし、みんなでカバーできるようにやるしかない」と語った。 二人の選手はプレーでもセリフでもウォーミングアップでも常に最前列に立つ。 坂本離脱後は2連敗中だが、好調な2選手が結果の原動力となるだろう。 抜群の安定感を見せる岡本和は交流戦で本塁打と打点を記録し、23日のリーグ再開初戦でも1打点を記録した。 吉川もリーグ戦再開後3試合連続マルチ安打と復調の兆しを見せている。 最近は坂本が主に担っている1番について原監督は「今の状態なら直樹がいいかな」とうなずいた。 指揮官は以前から1番打者を「巨人の表紙、巨人の顔」と評しており、4番・岡本和真とともに打線の重要な選手となりそうだ。 残念ながら4年ぶりの秋田での試合は中止となった。 岡本和選手は「試合に来られなかったので試合をしたかったが、明日からまた頑張りたい」と話した。 28日の盛岡から浮上のきっかけを作る。 (田中聡)