UPDATE 1-習主席、フィリピンのドゥテルテ前大統領に中国との関係促進を指示

UPDATE 1-習主席、フィリピンのドゥテルテ前大統領に中国との関係促進を指示

(習主席のコメント、中国・フィリピン関係の背景を全体に追加)

[北京 17日 ロイター] – 中国の習近平国家主席は、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ前大統領に対し、ドゥテルテ氏の後継者が米国との緊密な関係を求めて二国間関係が冷え込んでいることを受け、引き続き両国間の協力を促進するよう伝えた。

より親中的な姿勢をとったドゥテルテ氏の後を継いで、フェルディナンド・マルコ・ジュニア氏が2022年に6年間の任期で大統領に選出された。

国営メディアは、月曜日、北京の釣魚台国賓館での会談で習主席が「(中国とフィリピンの)友好協力において重要な役割を果たし続けることを期待する」と述べたと伝えた。

マルコス政権下で中国とフィリピンの関係は緊張を増し、マニラは伝統的な同盟国である米国に回帰している。

フィリピンと米国は、マルコス氏が5月に米国を訪問し、ジョー・バイデン大統領と会談した際、数十年来の安全保障同盟を再確認し、バイデン大統領は同盟国を守る米国の取り組みは「鉄壁」だと述べた。

米国は今年、米国にさらに4つの軍事基地へのアクセスを許可したフィリピンを守ると約束しており、中国政府を怒らせている。

マルコス氏はまた、米国の基地へのアクセス許可は、中国が領土の一部と主張する民主統治下の台湾を攻撃した場合に「有益な」防衛措置だと述べた。

習主席は、中国は常にパートナーとみている近隣諸国と友好的であることを主張してきたと述べたが、現在の二国間関係の状況についてはコメントしなかった。

習主席はドゥテルテ大統領に対し、「フィリピン大統領在任中、あなたは国民と歴史に対して責任を負う姿勢で、中国との関係を改善するという戦略的選択を断固として行った」と語った。

ドゥテルテ大統領は先月、フィリピンが米中の緊張に巻き込まれれば「墓場」になる可能性があると国内メディアに語った。 (レポート:Ryan Woo、編集:Sharon Singleton)

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